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前回作成したラワンベニヤ板を使って、いよいよ実際に壁に板を張っていきます。初めての作業なので手さぐりですが、注意点なども含めながら工程をご紹介します
墨つぼは、木材などのケガキ線として直線を引く道具です。定規と鉛筆などを用いて木材に直線を引いた場合、木目の凹凸によって線が歪むことがあります。墨つぼは木目に影響されず正しい直線を引くことができるので、建築業では昔から重宝されてきました。
墨つぼとは、古代中国から日本に伝わってきた大工道具です。東アジア、東南アジアなど極めて広い範囲で昔から使用されてきました。 古くは地域によって大きさや構造が異なり、また、材質も、木製でボディに緻密な彫刻をほどこしたものや竹製のもの、動物の角を用いたものなど、さまざまな種類が存在していたとされています。現代はプラスチック製が主流です。
糸を引き放ち直線を引く道具
わたしは板張りの際の目印の線引きに使用しました
必要度:
長い物差しがあるなら必要ありません。広い面に真っ直ぐに板を貼りたいなら持っておくと便利です
今回の板幅は9cmなので、墨壺をつかって9cmごとに壁に直線を引いていきます。
この時、折角ペンキを塗って仕上げた隣の壁などに墨がつかないよう注意して行います。
作業人員が2人以上確保できる場合は、作業区分を分けると良いです。
今回は2人がかりで行いましたので
に分けて作業を行います。
色味を考えながら板の裏に張り付け準備をします
頭の中でイメージするのが難しければ、実際に並べてみると良いです。
私は遠目に壁の全体を見つつ想像で順番を決めましたが、迷った時には壁へ近づき実際に色を当ててみて、遠くから確認してみると決まりやすいです。
ちなみにブライワックスは08.ジャコビアン・15.ウォルナットを利用しましたが、ジャコビアンは濃いめに塗布したものと薄めに塗布したもので色の差が出るようにし、3色としています。
ブライワックスの塗り方については板張りの自作方法の記事で説明しています。
張りたい色の板を選ぶ
ボンドに加えて更に両面テープを塗布する理由
ボンドがすぐ乾くものではないからです。(このボンドは1~3日で完全に乾きます)
ボンドが乾くまでの間、両面テープで仮留めしています。3Mのスプレーのり111は即効性も高く強力ですので、両面テープが無くても大丈夫かもしれません。(高くつきますが)
床職人のボンドは固まると白いままです。その他のボンドを使う際も、事前に固まった時の色を確認しましょう。色がついている場合、はみ出さないように注意しましょう。
板を壁に張る際、「板が反っている」「壁に凹凸がある」などの理由で浮いてくる場合があります。その場合はカリ釘や隠し釘を利用して板をとめてくください。(ボンドが乾いた後、後処理を忘れずに)
こちらで利用している材料や工具のまとめは、以前の記事で詳しく紹介しています。
ここまできたら、あとは貼り終わるまでひたすら繰り返します
今回はアクセントとして壁一面のみの板張りでしたが、それでも125枚張る大作となりました。できあがってくると楽しいですが、張る方は上下運動の繰り返しです。休み休み作業を行ってくださいね。
尚、今回利用したボンドは固まると白いままです。最初の方は知らずにボンドを沢山塗布していてはみ出しているところがありました。そこで、完成後にはみ出したボンドへブライワックスを塗布して目立たなくしています。(ボンドにはほとんど付着しませんが、やらないよりマシです)
また、ボンドが乾いた後にタワシで表面を磨けば、板張りした際についてしまった指紋などもきれいにとれ、ツヤがでます。
今回は板の枚数が余ったので、リメイクシートを貼ろうと思っていた階段下収納の扉も板張りにすることにしました。