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この記事では、Excelでフィルタを使用中に
抽出されたデータの中から、さらに条件を指定して
合計する方法を御紹介します
こんにちは、ごんです。
普段はツイッターでExcelの関数をイラストで紹介したりしてます。
言葉にするととても難しく感じるので、実際に画像を使ってみていきましょう
たとえば、下の表のように品物の販売を管理しているお店。
普段はフィルタを利用して、いろいろなデータを抽出しています。
フィルタで「りんご」を抽出しました
りんごが「仕入先別に何個売れたのか」を確認したいとき、仕入先のフィルタを何回も触る必要がありますよね
はっきりいって、めちゃくちゃ面倒だし「時間を無駄」につかっています
そこで、SUBTOTAL関数とSUMIFS関数の登場です。
上記のように、表に作業列を追加し、計算式をいれておくと・・・
フィルタでりんごを抽出しただけで、仕入先ごとの販売数や販売価格が表示されました。
もちろん、みかんやばななにしても同じ結果が返ってきます。
このように「フィルタと関数の併せ技」を使うことで、さまざまなデータの抽出を瞬時に行う事ができます
それでは実際に、下記の動画の表の作り方をご説明します
この動画で使っているサンプルデータもダウンロード可能です。
数式を確認したいときにご利用ください。
※数式はわかりやすいように絶対参照にしていません※
まず、表の端の方(今回はI列)に作業列を作成します。
作業列は、普段は非表示でOKです。
今回は分かりやすいように表示したままになっています。
作業列の式
=SUBTOTAL(103,セルの指定)
I3 に
=SUBTOTAL(103,C3)
の式が入っています
データの個数を返す式です。3でもOKです。
この式をいれることで
フィルタで表示されている状態の場合1を
非表示になった場合に0を
返します。
表の中で、必ず入力されるセルを指定します
作業列に入力した式を、下までコピーして完了です
仕入別の列が 1 になっていて、表示されている商品の販売個数を調べる式を入力してみます。
フィルタで表示中のものに条件を付けて合計を求める
=SUMIFS(合計したい範囲,条件範囲,条件,作業列,1)
仕入別1の販売個数(C14)に
C14 = SUMIFS(D3:D11,G3:G11,B14,I3:I11,1)
の式が入っています。
特定の条件に一致する値を求める式で、条件を複数つけることができます
SUMIFS(合計したい範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2…)
本来はこのように書きますが、今回の場合、
条件の一つに「フィルタで表示されているもの」があるので、
「作業列範囲,1」を必ず入力する必要があります
まずは SUMIFS の初めに、合計したい範囲を指定します。
今回は「個数」を指定したいのでD3:D11となります
今回は仕入先が「1」になっているものの合計を表示したいので、
範囲→G2:G11
条件→B14 または 1
となります
フィルタで表示されているものだけ計算したいので、先ほど作った作業列を範囲としてます。
範囲:作業列(I3:I11)
条件:1
これでフィルタを表示しているもののなかから、さらに条件をつけて表示させることができるようになりました。
たとえば、りんごをフィルタで表示して、で仕入先ごとにりんごの売れた個数を知りたい。
期間でフィルタを表示させて、3月に売れた果物を種類別に知りたい・・・。
いろんな条件を組んで結果を表示させることができます。
いかがでしたか?
今回の方法を使うと、データの統計を簡単にとることができます
その時その時で、表示したいデータがあるとおもうので
それに合わせた条件の値が表示されるこの方法は、いろいろなことに役立つと思います。