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Windowsでパスをコピーした後、ファイル名だけをペーストする方法は、AHK(AutoHotkey)スクリプトを使うと劇的に効率化できます。
特に、ファイルサーバーやNASに保存された大量のファイルからファイル名だけを抽出する作業は、AHKとWoxの連携で、作業効率が飛躍的に向上します。
この記事では、AHKスクリプトのインストールから設定、Woxとの連携まで、ファイル名抽出を効率化するための具体的な手順を解説します。
ファイル名を手入力するのが面倒…。
AHKを使えば、ファイルパスからファイル名を一瞬で抽出できますよ!
AHK(AutoHotkey)がファイル名抽出に有効なのは、反復作業を自動化し、手作業によるミスを減らせるからです。
事務作業におけるファイル名抽出は、ファイルパスからの特定部分の抜き出しという点で、コピペ作業を自動化できるAHKと相性が抜群です。
実際にWoxとAHKを併用してファイル名をコピーする作業をみてみましょう
事務作業の効率化において、ファイル名抽出は意外とボトルネックになりがちです。
ファイルサーバーやNASに保存された大量のファイルから必要なファイル名だけを抽出する作業は、単純ながら時間と集中力を要します。
毎回ファイル名を手入力するのが面倒くさい…
AHKを使えば、ファイルパスからファイル名を一瞬で抽出できますよ!
事務作業を効率化するための鍵は、このような反復作業をいかに自動化するかにかかっていると言えるでしょう。
AutoHotkey(AHK)スクリプトを活用することで、Windows環境下でのファイル名抽出作業を効率化できます。
まずはAutoHotkey(AHK)をPCにインストールすることから始めましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
ダウンロード先 | https://www.autohotkey.com/ |
インストール方法 | ダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従う |
AHKをインストールしたら、ファイル名のみをペーストするためのスクリプトを記述しましょう。
下記のサンプルコードを参考に、テキストエディタでスクリプトを作成し、拡張子を「.ahk」として保存することがポイントです。
すでに.ahk スクリプトが常駐している場合は、その.ahkに追記してください
スクリプトが難しそう…
安心してください、サンプルコードをそのままコピーして使えます。
^+F10:: ; Ctrl + Shift + F10 でパスからファイル名(拡張子なし)を貼り付け
ClipSaved := ClipboardAll
path := Clipboard
if (path = "")
return
SplitPath, path, fileName, dir, ext, nameNoExt
Clipboard := nameNoExt
Send, ^v
Sleep, 100
Clipboard := ClipSaved
return
項目 | 説明 |
---|---|
^+F10:: | Ctrl + Shift + F10キーの組み合わせでスクリプトが実行される。ショートカットキーが競合している場合は書き換えが必要です |
ClipSaved | 元のクリップボードの内容を一時的に保存する変数 |
path | クリップボードにコピーされたパスを格納する変数 |
SplitPath | パスをファイル名、ディレクトリ、拡張子に分割するコマンド |
fileName | 分割されたファイル名を格納する変数 |
nameNoExt | 拡張子を除いたファイル名を格納する変数 |
Clipboard | クリップボードにファイル名(拡張子なし)をコピーするコマンド |
Send, ^v | クリップボードの内容をペーストするコマンド |
Sleep, 100 | 100ミリ秒待機するコマンド |
return | スクリプトの終了を示す |
スクリプトを保存したら、実際に実行して動作を確認してみましょう。
保存したAHKファイルをダブルクリックすることでスクリプトが起動し、指定したキーボードショートカット(ここではCCtrl + Shift + F10キー)を押すことで、クリップボードにあるパスからファイル名のみがペーストされるか確認します。
項目 | 説明 |
---|---|
実行方法 | AHKファイルをダブルクリック |
ショートカットキー | Ctrl + Shift + F10(スクリプト内で指定したキー) |
確認ポイント | クリップボードにあるパスからファイル名のみがペーストされるか |
Windowsでファイル名のみをペーストする作業を効率化するなら、Woxとの連携がおすすめです。
WoxはMacでいうAlfredのようパソコンの中身を検索するツールです
Woxは、Windowsのランチャーソフトで、キーボード操作で様々なアクションを実行できます。
WoxとAHKを組み合わせれば、パスをコピーした後、Woxの検索窓からファイル名をペーストできるため、ファイル操作がさらにスムーズになります。
Woxをインストールし、AHKスクリプトを実行できるように設定しましょう。
Woxのインストール方法
項目 | 内容 |
---|---|
公式サイト | http://www.wox.one/ |
インストール | ダウンロードしたインストーラーを実行 |
パスのコピー方法 | Wox上で検索したファイルを右クリックしcopypath |
AHKスクリプト以外にも、PowerShellなどのコマンドを使用する方法がありますが、AHKスクリプトの方が手軽に設定でき、キーボードショートカットで実行できるため、おすすめです。
AHKスクリプトが動作しない場合、スクリプトの記述ミス、AHKのバージョンが古い、または他のプログラムとの競合が考えられます。
スクリプトを再度確認し、AHKを最新バージョンにアップデートし、競合する可能性のあるプログラムを停止してから再度試してみてください。
はい、AHKスクリプトを修正することで可能です。SplitPath
コマンドで取得できるfileName
変数には拡張子が含まれていますので、Clipboard := fileName
とすることで、ファイル名と拡張子を両方ペーストできます。
Wox以外にも、ListaryやEverythingなどのランチャーソフトがおすすめです。
これらのソフトもAHKスクリプトと連携させることで、ファイル名抽出の効率を上げることができます。
レジストリエディタを使用せずに、AHKスクリプトを右クリックメニューに登録するツールも存在します。
例えば、「Context Menu Editors」などのツールを使用すると、GUI上で簡単に右クリックメニューを編集できます。
AHKスクリプトを使用する際は、セキュリティ上のリスクを考慮し、信頼できるソースから入手したスクリプトのみを使用してください。
また、スクリプトの内容を理解してから実行することで、予期せぬ動作を防ぐことができます。
Windows環境でパスをコピーした後、ファイル名のみをペーストする方法は、AHKスクリプトとWoxの連携によって劇的に効率化されます。
特に、ファイルサーバーやNASに保存された大量のファイルからファイル名だけを抽出する作業は、AHKとWoxの連携で、作業効率が飛躍的に向上します。
この記事の重要な点は以下のとおりです。
この記事のポイント
AHKスクリプトを活用して、日々のファイル操作を効率化し、Woxとの連携でファイル名ペーストをさらに快適にしましょう。